白髪になる原因
人の髪の毛は、元々は全部が白髪だそうです。
髪の毛の色は、肌の色や目の色と同じように、民族や人種による違いがあります。
日本人に黒髪が多いのは、毛髪を着色することで頭皮を過剰な紫外線から守ってくれるという理由があるのです。
髪の毛根にあるメラノサイトという色素細胞が、本来は白髪であるはずの毛髪にメラニン色素を与えることで、黒い色の髪の毛が生えてくるようになっています。
このメラノサイトの数が少なくなったり、メラノサイトの働きが悪くなる事で、髪はメラニン色素を生成できなくなり、本来の色である白色のまま白髪が生えてきます。
色素細胞がメラニン色素を生産できなくなることで、毛髪を着色しなくなるという原理です。
メラノサイトの生産に必要なチロシナーゼという酵素は、加齢と共に衰えはじめます。
チロシナーゼが減る事で、メラニン色素が減少し、頭髪が白くなっていきます。
メラニン色素が生産されなくなってしまう原因は色々ありますが、殆どの人が防ぐことの出来ない加齢に伴う老化が一番の原因だと言われています。
40歳頃から、メラニン色素を生産する色素細胞が少しずつ死滅していく事で、メラニン色素の生産量が減ってしまいます。
二番目に多い原因が、生活環境やストレスによるものです。
生活環境がよくないと、頭皮を取り巻く環境も悪くなり、髪の質や白髪の有無にも影響を与えます。
それに、ストレスをためることで自律神経が乱れ、毛細血管が縮小して、毛母細胞の働きが弱まってメラニン色素の生産量を減らします。
他にも、慢性の胃腸疾患やマラリア、貧血症、甲状腺疾患などの病気で、急に白髪が増える事もあります。
白髪の原因には未だ謎が多く、解明されてないことが多くあり、適切な治療方法は未だにありません。
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